どちらの病気も自覚症状が出にくく重症にならないとわかりにくいため、定期的に検診を受けて早期発見・早期治療をする必要があります。
柴眼科では、難症例の場合も総合病院と連携し、しっかりと治療を進めていきます。
緑内障や糖尿病網膜症は継続的に治療を続けることが大切です。
継続的な治療で症状の悪化を抑えて失明を防ぎましょう。

緑内障

診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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16:00~18:00 | 手術 | / | / | / |
※受付時間は午前は11:30、午後は17:30までとなります。
※内科は予約診療です。
休診日:火曜午後手術・木曜・土曜午後・日曜・祝日眼球には「眼圧」という一定の圧力がかかっています。緑内障とは、眼圧が高くなり、視神経が圧迫されて視野や視覚に障害が起こる病気です。
40歳以上の約20人に1人が、緑内障になっていると推定されています。
緑内障には慢性緑内障と、急性緑内障があります。
慢性緑内障は少しずつ進行していくため、悪化しないと自覚症状が出ません。代表的な症状に、視野の一部が欠ける「視野欠損」がありますが、片目だけ発症してももう一方の目が補うため、見えなくなっていることになかなか気づけません。
症状が進むにつれて視野の欠ける範囲は広がり、見える部分が狭くなって、日常生活がスムーズにできなくなってしまいます。
一方、急性緑内障は急激に眼圧が上がって発症します。そのため、頭痛や吐き気、目の痛み、充血などの症状がはっきりと見られます。
眼圧を調べる検査です。測定器によっていくつかの方法があり、目に直接機器を当てるだけでなく、目に圧縮した空気を当てる測定方法などがあります。
緑内障になると、視神経が眼球と繫がっている視神経乳頭のへこみが広がります(視神経乳頭陥凹拡大)。眼底検査ではこの度合いを調べます。
視野の範囲を調べて、視野が欠けていないか調べます。この検査によって、緑内障がどの程度進行しているかがわかります。
緑内障では視神経周りの網膜が薄くなります。
網膜や視神経乳頭の断面図を撮影することで、緑内障を判定することができます。
糖尿病網膜症は糖尿病の三大合併症の1つです。緑内障に次いで、日本人の失明の原因となっています。
糖尿病で血糖値の高い状態が続くと、網膜の細かい血管が傷ついたり詰まってしまい、視力や視覚に異常が見られるようになっていきます。
糖尿病網膜症は、糖尿病になって数年~10年ほどで発症します。初期段階ではほぼ通常通りに見えますが、進行するにつれて歪んで見えたり視野が欠けていきます。自覚症状が出たらかなり進行していることがほとんどです。
糖尿病網膜症が進行すると、視野の中に小さな虫やごみのようなものが飛んでいるように見えたり(飛蚊症)、見えない部分が出てきたり、歪んで見えるなどの症状が現れます。
さらに悪化すると失明に至るため、早期発見と早期治療を心がけることが重要です。
視力検査表を使って、片目ずつの視力を調べます。
目の奥に光を当てて、網膜の血管の様子や出血があるかどうか、網膜にむくみがあるかどうかを直接確認します。
網膜は幾重もの層になっています。その層の断面の状態を確認します。この検査で、黄斑浮腫の状態がわかります。